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サステナビリティを推進するのは戦略やテクノロジーではなく人材だ。CSOが従業員を巻き込む3つの方法

企業の様々なサステナビリティ活動の成果——エネルギー消費、公正な労働慣行、ガバナンス体制、水資源・廃棄物削減など——は大きく注目されている。こうした成果はプロセスによって生み出され、そのプロセスは人によって推進される。したがってチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)...

P&Gのチーフ・サステナビリティ・オフィサーはどのようにサステナビリティビジネスを構築しているか?

P&Gのチーフ・サステナビリティ・オフィサーのヴァージニー・エリアス氏は「卓越した業績、サステナビリティ、価値創造という魔法の三冠」の実現を目指している。 主なポイント:  ・P&Gは、サプライヤーによる低炭素原料やプロセスへの投資に報いる方法を模索している。 ...

サステナビリティを通じて企業価値を向上する非財務資本の戦略的強化のカギは、企業の強み、ビジネスモデル、経営戦略との統合。価値創造プロセスでは、自社の差別化の源泉となる強み、ビジネスモデルをベースに経営戦略と非財務資本戦略の統合を描いてほしい

サステナビリティ経営の 第1の目的は「世界の持続可能性に貢献すること」だが、現実的には第2の目的である「長期的に企業価値を向上すること」も求められる 。 サステナビリティを通じて企業価値を向上する方法としては、まず私の専門でもある CSVのアプローチ がある。...

マテリアリティ特定においては、基本的なサステナビリティイシューに関するダブルマテリアリティ評価と経営イシューに関する議論を分けて行うべき

現在のサステナビリティ経営におけるマテリアリティ特定は、以下の2つまたは3つのアプローチで行うのが良いと考えている。 ①    ESRSをベースとしたダブルマテリアリティ評価 ②    パーパス・ビジョン・経営戦略にもとづく自社ならではのマテリアルイシューの特定 ③   ...

サステナビリティ/ESG経営の目的は2つある。「世界の持続可能性に貢献すること」と「長期的に企業価値を向上すること」だ。

「企業がサステナビリティに取り組む目的は何か?」と問われたら、最近は「長期的な企業価値を高めるため」などと答える人が多いのではないか。しかし拙著「サステナビリティ-SDGs以後の最重要戦略」でも主張しているが、本質的には「企業がサステナビリティに取り組む目的」は「世界あるい...

サステナビリティ・リーダーのインターフェイスは、「2040年までのバリューチェーン全体でのカーボンネガティブ」目標を掲げ、原材料から素材、製品使用、製品廃棄すべての段階の取組みを進めている。

世界最大のタイルカーペットメーカーのインターフェイスは、1994年に創業者レイ・アンダーソン氏がポール・ホーケン氏の著書に触発されて「2020年までに環境への負荷をゼロにする」というビジョン「ミッション・ゼロ」を掲げた。それ以降、再生可能エネルギーの利用や環境負荷の小さい素...

カーボンニュートラル実現の目処がたたない中、気候変動への適応の重要性が高まっている。高温や干ばつに強い農作物の開発、情報技術を活用した気候リスク分析、早期警戒システムなど、7つの適応ビジネスの機会について、自社の強みを活かして何かできるか、すべての企業が考えるべき

今年も暑い日が続いている。カーボンニュートラル実現の目処が立たない中、気温は上昇し続け、気候は不安定になり、風水害の増加は続くだろう。食料生産や感染症などへの影響にも対応していかなければならない。気候変動への適応は喫緊の課題であり、その重要性は増すばかりだ。...

アフリカ市場進出に必要なCSVの視点

第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)が8月22日まで横浜で行われた。最後のフロンティア市場と言われるアフリカと日本の関係強化に貢献する良いイベントだ。石破総理が人口の年齢の中央値が19歳のアフリカでは、若者や女性の能力向上が成長のカギになるとして、今後3年間にAIの分野...

逆風が吹いているように見えるサステナビリティについて、専門家はどう考えているか?

米国で反サステナビリティの政権が誕生するなど、サステナビリティには逆風が吹いている。一方で、形式主義に偏り過ぎたサステナビリティを見直す好機との声もある。 サステナビリティの専門家は、現状をどう考えているのか? 死んではおらず、質的に変化している。変化しなければならない。...

カーボンニュートラルがテクノ封建制を促進する世界で、ものづくりを重視し過ぎてクラウド資本への投資を怠ってきた日本企業は搾取される側になる。

ヤニス・バルファキス著「テクノ封建制」は、現在のテクノロジー社会が抱える課題を鋭く洞察している。テクノ封建制では、日本は搾取される側だが、カーボンニュートラルがそれを促進している。 「テクノ封建制」は、GAFAMに代表される巨大テック企業がデジタル空間を支配し、人々からレン...

戦略的社会貢献活動とは?-財団活動、社会貢献活動をスケールするなら本業とのシナジーは不可欠。需要創造、事業インフラの整備など、CSVの観点で戦略的に行う必要がある。

DICが大株主であるファンドからの圧力により、直営のDIC川村美術館の休館と保有美術品の売却を決めた。川村美術館は、DIC創業者らが収集した美術品の公開を目的に1990年に開館。抽象表現主義を代表するマーク・ロスコらの作品を保有する、欧州の古城を思わせる美術館だ。美術館の経...

レアアースの中国依存がリスクとなる中、アップルは自らレアアースの調達に乗り出している。日本企業も自らサプライチェーンのレジリエンシーを大胆に強化していく必要があるのではないか。

米中の貿易交渉において、中国のレアアースの影響力の大きさが改めて注目された。1980年代からレアアース生産に注力してきた中国は、世界のレアアースの約70%を採掘し、世界で採掘されたレアアースの90%以上を加工するなど、レアアース供給市場を独占している。欧米各国はレアアースの...

気候変動による食料価格の高騰が続く中、バリューチェーンのCSVにより食料調達の持続可能性を高めることが、かつてなく重要となっている

最近食料価格の高騰が続いているが、気候変動が大きな原因の一つだ。今後もGHG濃度は上昇し続け、気温も上がり続けることを考えると、構造的に食料価格には常に高騰リスクがある。 食品企業など、食料に関わる企業は、自社事業の持続性の観点からも原材料農家を支援してバリューチェーンを強...

企業のサステナビリティの取組みを促すには、開示アプローチだけでは不十分だ。

今週、日経新聞で「金融庁がサステナビリティ情報開示義務化を一部見送り、時価総額5000億円未満のプライム企業が対象外に」という記事が報道され、サステナビリティ界隈では話題になった。開示で一儲けしようと考えていたコンサル会社などにとっては、悪いニュースだ。...

チーフ・サステナビリティ・オフィサーにとって重要なのは、ビジネスの知見か?サステナビリティの知見か?

サステナビリティ経営に関する論点として、「チーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)にとって重要なのは、ビジネスの知見か?サステナビリティの知見か?」がある。この問いに対して、ビジネスリーダーの多くは「ビジネスの知見が重要」と答える。「ビジネスを理解することなく理想論だ...

サステナビリティにおけるAI活用の現状と課題

生成AIが登場してから、あらゆる業務においてAIが広く利用されるようになっている。サステナビリティ領域においてもAIの利用が進んでいるが、サステナビリティメディアTrellisの”5 ways AI can help streamline sustainability...

CSVの存在意義は、新たな市場や取組みを「創造」することにある。

私は“CSV”を専門にしています。サステナビリティ界隈では、CSV以外にも、CSR、ESG、SDGs、GX、SX、インパクト、リジェネレーション、ウェルビーイング、ネットゼロ、ネイチャーポジティブなど、様々な言葉が生まれては、トーンダウンしたり使われなくなったりしています。...

サステナビリティのゲームが今後どのように展開されるかを知りたければ、欧州がその先行指標となる。「世界で最も持続可能な100社」のコーポレート・ナイツ社が発表した欧州50社のリストは参考になる。

毎年ダボス会議に合わせて「世界で最も持続可能な100社(Global 100)」を発表しているコーポレート・ナイツ社が、サステナビリティの観点から選定した「欧州50社」を発表した。欧州はサステナビリティの基準設定を先導し、企業の取組みも全般的に進んでいる。今回のリストでも欧...

「計画的陳腐化」の問題をどう解消するか?拡大生産者責任、マテリアル・パスポート、100%リサイクル化など、経済成長と廃棄物・資源の新規投入ゼロを両立するサーキュラーエコノミーのチャレンジは続くだろう。

辞書編纂を巡る物語を描いた「舟を編む」のドラマがNHK総合で再放送されるとのこと。しかし昨今は、言葉の意味などを調べるにもネット検索のみで、辞書で調べることはほとんどなくなった。「舟を編む」に触発されたわけではないが、久しぶりに広辞苑を引いてみた。...

GE「エコマジネーション」から20年。今日のリーダーはその経験から何を学べるか?

GEの「エコマジネーション」は、2005年当時に環境ビジネスを先進的に立ち上げたものとして画期的だった。それから20年を経て、エコマジネーションを振り返る記事があったのでその内容も含めて紹介する。 拙著「サステナビリティ-SDGs以後の最重要生存戦略」でエコマジネーションに...

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