top of page

社会・環境課題解決イノベーションは、新たな購買決定要因、KBFを創り出す必要がある。

EV市場は端境期に入ったとされる。2023年のEV世界販売台数は前年比25.8%増の約909万台で、伸び率は前年の66.4%から急減速した。一方で、HVの伸び率は31.4%(22年15.2%)に加速し、EVと逆転した。EVの需要が一巡し、成長が曲がり角を迎えた半面、価格が手...

「形だけのサステナビリティ」は何が問題なのか?

2016年頃はSDGsバッジを付けているビジネスパーソンはほとんどおらず、ニューヨークの国連本部で買ってきたSDGsバッジは話のネタになった。しかし今は、多くのビジネスパーソンがSDGsバッジを付けており、SDGsバッジを付けていると気恥ずかしいくらいだ。SDGsバッジが普...

自社の強みを生かしたCSVビジネス創出に向け、社会課題の解決策が生み出す次の課題を考える。EVの事例から。

CSVは、未解決の社会課題にビジネスを通じて解決策を提示するものです。社会課題に関する課題と解決策の新しい組み合わせを提示するものでもあります。 企業が社会課題と解決策の組み合わせを考えるにあたっては、社会課題に自社の強みを当て嵌めて製品・サービスを生み出すことがまずは基本...

バリューチェーンのCSVの好事例。ネスプレッソによるコンゴ民主共和国のコーヒー豆産業再生支援

社会価値と企業価値を両立させるCSV(Creating Shared Value)の基本アプローチは、製品・サービス、バリューチェーン、ビジネスエコシステム(クラスター)の3つのCSVです。このうち多くの企業で実践できるポテンシャルがあり、検討してほしいのがバリューチェーン...

サステナビリティ経営の基本「主要なサステナビリティ動向とその影響を継続的に把握する」

サステナビリティ経営の基本は、3つの基本原則を理解・共有したうえで以下に取り組むことです。 1.主要なサステナビリティ動向とその影響を継続的に把握する。 2.自社事業、バリューチェーンと主要なサステナビリティ課題との関係性(正の影響、負の影響、依存)を把握しマテリアリティ(...

専門家、リードステークホルダーとの対話を通じて社会課題解決イノベーションを生み出す。

拙著「サステナビリティ-SDGs以後の最重要生存戦略」でも書いていますが、社会課題解決イノベーションを生み出すカギは、①社会課題のトレンドを洞察し事業機会を見出す、②社会課題の解決策としてのイノベーションを創発する、③成功するまで粘り強く続ける、です。...

トライセクター型人財がより求められる時代になっている

拙著「サステナビリティ -SDGs以後の最重要生存戦略」で、民間、公共、市民社会の3つのセクターの垣根を越えて活躍、協働するリーダーである「トライセクター・リーダー」を紹介しています。 具体的な人物としては、アップルでサプライヤーを巻き込んだ再生可能エネルギー100%推進な...

SXとは何か?どう実践するか?

日本人は「X」が好きなようだ。古くはCX、UXが広く使われ、最近はDXから派生して、サステナビリティの領域で日本オリジナルのSX、GXが広く使われている。CX、UXはExperienceだったが、DX以降はTransformationだ。変革が苦手な日本政府、日本企業が言葉...

せめてセルフレジでは、紙レシートを発行しなくても良いようにして欲しい

皆さん、紙レシートはどう扱っていますでしょうか? 私はそのままゴミ箱に捨てています。手間をかけて環境に負荷を与えるLOSE-LOSE、共有損失の創造、シェアードロスになっています。 一枚一枚のレシートは小さなものですが、大量に生産・廃棄されているため環境負荷も馬鹿になりませ...

グリーンウォッシュへの制裁の財務影響は?-罰金トップ10

本年1月、欧州議会がグリーンウォッシュと誤解を招く製品情報を禁止する指令案を採択しました。理事会の最終承認を得た後、加盟国は24ヶ月以内に国内法に移行する必要があります。具体的には「環境に優しい」「自然・天然」「生分解性」「気候変動に影響されない」「エコ」といった表示を証拠...

地域こそ気候変動への適応に目を向けるべき

EUの気象情報機関によれば、2023年の世界の平均気温は、1850年の気象観測開始以来もっとも暑く、産業革命前の1850年~1900年平均に比べ1.48℃高かったそうだ。産業革命以降の温度上昇を1.5℃以内に抑えようというパリ協定の目標を超える寸前だ。...

「デコ活」を意味のある取り組みにするには何が必要か

「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)というものが始まっている。2030年にGHG排出46%(家庭部門66%)削減、2050年カーボンニュートラルという目標実現に向けて、啓発活動により消費者や企業の意識変革を促すとともに、デコ活応援団(官民連携協議会...

非ディスラプティブな市場創造による社会課題の解決

「ブルーオーシャン戦略」のW.チャン・キム、レネ・モボルニュ氏がHBRの論文で「非ディスラプティブな市場創造」の考え方を紹介しています。 既存市場を破壊し新たな市場を拓くディスラプション(破壊)は、クレイトン・クリステンセン氏の「イノベーションのジレンマ」以降広く使われるよ...

脱炭素の基本的方向性(自然エネルギー由来の電気)とクルマメーカーの危機

以前ステークホルダー資本主義のジレンマという記事を書いた。内容は、企業が既存のステークホルダーに配慮することが、ステークホルダーの再構築を必要とするSXに踏み出すことを妨げることがあるというものだ。その例として、トヨタが既存のサプライヤーに配慮してEV化に出遅れたことをあげ...

被災地支援CSVをどう行うべきか?その効果は?

マイケル・ポーター教授のCSVの論文は、英語版が2011年1月、日本語版が同年6月に発行されました。2011年3月11日の東日本大震災と時期が重なったこともあり、一部企業がCSVの考え方をベースに被災地支援に取り組もうと考え動き始めました。...

企業が緊急および長期の被災地支援を行うための5つの検討ポイント

能登半島地震では甚大な被害があり、多くの企業でも被災地支援を検討していると思います。義援金も重要ですが、現時点では、行政や市民セクターと協力しながら、自社の強みを活かして、被災者の様々なニーズに適切に対応する直接的支援を迅速かつ効果的に実施することが、最優先でしょう。また、...

資本主義システムをどう変えるか。目的・価値観の転換と共有領域の拡大。

資本主義の特徴は、私有財産、利潤動機、市場経済などにあるとされる。私有財産に価格を付けて商品化し、お金を儲けることを動機とし、市場での取引を増やすことを通じて経済的な豊かさを広げようとするシステムだ。 基本思想は、経済的豊かさが広がれば衣食住など基本的欲求が満たされ、争いや...

被災者に持ってほしい「ストックデールの逆説」マインド

私の実家は富山県氷見市。能登半島の付け根にある。 1/1地震発生。東日本大震災の後に見た石巻市の状況が脳裏に浮かぶ。被害の大きかった南浜地区と地形が似ていることもあり、同様の津波が来れば氷見市街区は壊滅的になるだろうと考えていた。...

食料システムのサステナビリティに注目が集まる中、地域の食文化を守ることを考える。

昨年のCOP28の首脳級セッション(世界気候行動サミット)において、「持続可能な農業、強靭な食料システム及び気候行動に関するエミレーツ宣言」が発表されました。また、同宣言に関連して、WBCSDなどが、リジェネラティブ農業を拡大する行動アジェンダを発足させています。行動アジェ...

サステナブルな世界に向けてパックを動かす!

“A good hockey player plays where the puck is. A great hockey player plays where the puck is going to be.” 「普通の選手はパックが今ある場所に、意識を集中している。...

Copyright(c) 2019 Takehiko Mizukami All Rights Reserved.

bottom of page