top of page

ユニリーバCEOの新型コロナ対策のコミットメント

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、どう立ち振る舞うかが、自社の掲げるパーパスが本物であるかを測る試金石となっています。パーパスが根付いている企業は、社員を守ることを前提としつつ、自社の強みを活かした衛生用品・医療機器の提供、サプライチェーン支援などを迅速に行っています。そ...

新型コロナウイルスは、企業のCSRに対するテストである。

新型コロナウイルスに企業がどう対応するか、問われています。サステナビリティ業界でも、企業が新型コロナウイルスにどう対応すべきか、新型コロナウイルス後の世界がどうなるのかについて、様々な議論がなされています。今回は、CSV論文のマイケル・ポーター氏との共著者であるマーク・クラ...

リバース・イノベーションとサステナビリティ

3月20日のブログ「クリステンセンとサステナビリティ」では、「イノベーションのジレンマ」について書きましたが、サステナビリティ×イノベーションでもう一つ重要なコンセプトとして、世界で大きな影響力を持つビジネス思想家の一人ビジャイ・ゴビンダラジャン氏が提唱する「リバース・イノ...

ビジョナリー・カンパニーとサステナビリティ

ドラッカーの後継者とも言われるジム・コリンズのビジョナリー・カンパニーシリーズは、経営書として特に人気・評価の高いものですが、サステナビリティ推進の観点でも優れた示唆をいくつも与えてくれます。これまで4つのシリーズ書籍が刊行されており、最初の「ビジョナリー・カンパニー① 時...

新型コロナウイルスに対する企業の取組み -社会の困難な課題に対して、自社は何ができるか?ー

新型コロナウイルスの感染の広がりが止まりません。企業はこうした大きな社会的問題に対し、どう貢献できるかという視点を常に持つ必要があります。その際のキークエスチョンは、「自社の強みを如何に活用できるか?」です。また、製品・サービス、バリューチェーン、クラスターといったCSVの...

クリステンセンとサステナビリティ

今年1月にクレイトン・クリステンセン氏が亡くなりました。イノベーションのジレンマなどの優れた洞察に基づく研究は、時代を超えて語り継がれるでしょう。また、クリステンセン氏は、人格者として、多くの人々の生き方に影響を与えています。...

企業は、コロナウィルスの感染拡大に対し何ができるか? -パーパス企業の観点から-

新型コロナウィルスに対し、企業はリスク対策の観点からの取組みを進めていますが、まだ能動的にこの問題の解決に貢献しようという動きは少ないようです。しかし、企業はこうした大きな社会的問題に対し、どう貢献できるかという視点を常に持つ必要があります。...

コトラーとサステナビリティ

マーケティングの大家フィリップ・コトラーは、企業がマーケティングを通じて社会価値を創造するためのコンセプトを提唱しています。その一つは、「社会的責任のマーケティング」で、社会貢献活動にマーケティングを応用するコンセプトを示しています。具体的には、コーズ・プロモーション、コー...

ポーターとサステナビリティ

マイケル・ポーターは、CSVの生みの親とされています。CSVは、サステナビリティ経営を推進する上で、極めて重要な考え方で、製品・サービス、バリューチェーン、クラスターという3つのレベルで、社会価値と企業価値の両立を目指す戦略フレームワークです。このうち、バリューチェーンとク...

ドラッカーとサステナビリティ

企業がサステナビリティを経営に統合するには、当然ながら経営理論が役立ちます。これから、経営理論とサステナビリティの関係、経営理論をサステナビリティの推進にどう生かすかなど、随時述べていきたいと思います。今回は、経営学者の中でもサステナビリティと親和性の高いドラッカーの経営思...

パーパスが如何に企業の成長を導くか

今月号(2020.3)のDIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)に、「パーパスを戦略に実装する方法」という論文が掲載されています。過去5年にわたり年30%以上の成長を続ける米国、欧州、インド企業の調査結果から、パーパスが成長の主要ドライバーが明らかとなりまし...

サステナブルな消費行動を促す5つの方法

今月号(2020.3)のDIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)に、「口先だけのグリーンコンシューマーを動かす方法」という論文が掲載されています。環境に優しいサービスが好ましいと回答する消費者は65%だが、実際に購入するのは26%だけという事実を踏まえ、この...

「三方よし」では、何故ダメか。

日本のビジネスパーソンは、「三方よし」が好きです。「三方よし」は、「売り手よし、買い手よし、世間よし」という、近世から明治期に活躍した近江商人の経営理念です。CSRやSDGs、マルチステークホルダー経営が話題になると、「日本企業は、三方よしの精神を昔から持っている」という話...

安倍首相の施政方針演説で、サステナビリティはどう語られているか?

今年のダボス会議に合わせて世界経済フォーラムが発表したグローバルリスク報告書では、最も発生可能性の高いリスクは、1位異常気象、2位気候変動アクションへの失敗、3位自然災害、4位生物多様性の喪失、5位人為的環境破壊と、すべて環境関連となっています。また、最も負のインパクトが大...

マイクロソフトのカーボンネガティブの背景

マイクロソフトが、CO2を2030年までにカーボン・ネガティブを実現し、2050年までには、1975年の会社設立以降に排出したCO2と同量分の削減に貢献する計画を発表しました。データセンターや社屋で使う電力をすべて再生可能エネルギーとし、移動はすべてEVとするほか、大気中の...

サステナビリティ・テクノロジーの見本市でもあるCESにエネルが登場

毎年1月にラスベガスで、世界最大規模の技術見本市CESが開催されています。元々は、Consumer Electronics Showという家電・電子機器の見本市でしたが、最近は、自動車関連から代替肉まで、様々な最新の技術が紹介されるイベントとなっています。その中では、サステ...

CSVをサポートする企業文化をどう創るか。

世界のリーディング企業の多くが経営戦略の中心にCSVを据えようとしています。こうした企業は、社会課題の解決を通じて、競争力を強化し収益を高める機会があることを理解しています。すべてのビジネス同様に、CSV戦略もどこにフォーカスするかの明確な選択あってこそ成功します。成功する...

本物のパーパスを追求する企業が得られる6つの価値

従業員、顧客、コミュニティからの要請もあり、多くの企業がパーパスを掲げるようになっています。しかし、大部分の企業のパーパスは、ビジネス戦略とほとんど関連していません。パーパスが製品・サービス、オペレーション、人財獲得戦略などとどう関係しているのか、明らかとなっていません。パ...

あるべきパーパスとその価値

パーパスは、経営の重要概念としてかなり浸透し、パーパス・ステートメントを掲げる企業は増えています。しかし、ほとんどの場合、それらしいパーパス・ステートメントを掲げるだけで、戦略や企業文化に落とし込めていません。それでは、社員や顧客の期待に応えることができず、社会にインパクト...

気候変動対策の明るいビジョンを描くべき

米誌TIMEが選んだ今年の人は、グレタ・トゥンベリ氏です。気候変動ストライキ、気候行動サミットでの怒りのスピーチなどを通じ、気候変動への関心を高め、国の政策、企業の取組み、市民の行動に影響を与えています。 グレタ氏は、危機感が足りないと訴えます。「私たちの家は焼け落ちようと...

Copyright(c) 2019 Takehiko Mizukami All Rights Reserved.

bottom of page