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あるべきパーパスとその価値

パーパスは、経営の重要概念としてかなり浸透し、パーパス・ステートメントを掲げる企業は増えています。しかし、ほとんどの場合、それらしいパーパス・ステートメントを掲げるだけで、戦略や企業文化に落とし込めていません。それでは、社員や顧客の期待に応えることができず、社会にインパクト...

気候変動対策の明るいビジョンを描くべき

米誌TIMEが選んだ今年の人は、グレタ・トゥンベリ氏です。気候変動ストライキ、気候行動サミットでの怒りのスピーチなどを通じ、気候変動への関心を高め、国の政策、企業の取組み、市民の行動に影響を与えています。 グレタ氏は、危機感が足りないと訴えます。「私たちの家は焼け落ちようと...

次の黒船「タクソノミー」に備える

現在多くの企業のサステナビリティ部門は、TCFDの対応に追われています。気候変動は、企業経営に大きなインパクトをもたらすイシューであり、その長期的影響を把握し、備え、そのことを投資家などへ開示することが求められています。...

ESG投資からシェアード・バリュー(CSV)投資へ

ESG投資からシェアード・バリュー(CSV)投資へという考えは、以前からマイケル・ポーター、マーク・クラマー氏らにより提唱されていましたが、最近、両氏とジョージ・セラフェィム氏がInstitutional Investor誌に寄稿した論文”Where ESG...

「ラベル貼り」では、SDGsに貢献したことにならない!

日本でも、SDGsのロゴを自社の既存の活動に紐づけて、「こんな貢献をしています」とアピールすることが、SDGsの実現に向けて何の意味があるのか?という意見はあります。これまでの活動の延長上では持続可能な社会を実現できないから、国際的なゴールを定めて、新たな革新的取り組み、さ...

アニメキャラのプラスチック回収装置を設定しては?

プラスチックは、気候変動と並ぶ2大グローバル課題の1つとなりました。気候変動もプラスチックも、まずは排出・廃棄を減らすというのが最優先課題です。次は、リサイクルです。気候変動については、CCUSが検討されていますが、モノであるプラスチックはサーキュラー・エコノミーとして、多...

SDGsと宇宙

SDGsの環境に関するゴールは、主に人口が急速に増え、地球に対する負荷が大きくなっていることに起因します。人類にとって地球が狭くなり、如何に地球と共生するかが問われています。地球に対する負荷など余り考えずに活動してきた時代とは異なる思考、行動が求められています。...

多様性の受容、NPO/NGOの育成は、社会の持続可能性を高める

ダイバーシティ&インクルージョンは、一般的には、組織内の多様性を尊重し、受容し、生かすことです。組織の多様性は、異なる知識や考えを組み合わせことでイノベーションを生み出すとともに、意思決定に多面的な視点をもたらすことで、組織の持続可能性を高めると考えられています。同質な組織...

プラットフォーマーのサステナビリティに向けた変化

ビジネスの世界では、GAFAをはじめとするプラットフォーマーが注目されています。データが21世紀の石油と言われるように重要な資源と見なされる中、膨大なデータを押さえるプラットフォーマーの影響力は、益々大きくなると考えられています。...

便利な物質が急増したら、その影響に感度を高めるべき

C+O2→CO2。誰でも知っている化学反応式です。人類が火を発明して以降、この化学反応が増え、特に化石燃料を燃やして大量のエネルギーを使うようになった産業革命以降は、急増しています。その結果として、大気中のCO2が急増しました。このCO2の急増は、40年くらい前まではそれほ...

マルチステークホルダー経営を如何に実践するか?ビジネス・ラウンドテーブルの方針に対応する3つの方法

2か月ほど前に、米国大手企業のCEO団体「ビジネス・ラウンドテーブル」が、株主至上主義を見直し、マルチステークホルダーを重視する方針を打ち出し、話題になりました。この方針には、アマゾン、アップル、JPモルガン、ジョンソン&ジョンソンなどそうそうたる企業のCEOが署名していま...

WILL you change?

アル・ゴア氏が来日し、10月2・3日に気候変動問題について学ぶトレーニングプログラム“Climate Reality Leadership Corps Training”が行われました。主催したのは、アル・ゴア氏が立ち上げた“The Climate Reality...

SDGsの段階論とその意味合い

以前、企業のSDGsの取り組みの段階論について書きました。 SDGs1.0:コミュニケーション対応 SDGs2.0:プロジェクト対応 SDGs3.0:経営への統合 SDGs4.0:他者の巻き込み SDGs5.0:SDGsの主目的化...

Change the World list 41〜52位

今回は、Fortune Change the World Listの最後、41位から52位を紹介します。 41位は、ヒルトン。2020年までに200のホテルで、利用者が空調、照明その他のシステムの温室効果ガス排出のインパクトをアプリで測定しコントロールできるようにする計画で...

Change the World list 31〜40位

今回は、Fortune Change the World Listの31位から40位を紹介します。 31位は、ロイズ・バンキング・グループ。お金に関わるストレスとメンタルヘルスへの悪影響は、広がりがちです。ロイズは、どうお金を節約してストレスを軽減するか、顧客へのカウンセリ...

Change the World list 21位〜30位

今回は、Fortune Change the World Listの21位から30位を紹介します。 21位は、アクセンチュア。貧困国では、健康格差を減らすためにモバイル機器が重要となっています。アクセンチュアは、アフリカで2035年までにヘルスケアの専門家が1,290万人不...

Change the World list 11位から20位

今回は、Fortune Change the World Listの11位から20位を紹介します。 11位は、インドネシアの配車サービス企業ゴジェック。ゴジェックのスマホ決済ゴーペイは、64%が銀行にアクセスできていないインドネシアで、数百万人に金融サービスへのアクセスを提...

Change the World list 2019:1から10位の取り組み

今年もCSVの先進企業ランキングFortune Change the World listが発表されました。まずは、1位から10位を紹介します。 1位はクアルコム。携帯電話チップ設計企業として、スマートフォン時代のワイヤレステクノロジーのリーダーとなったクアルコムは、通信速...

市場創造型イノベーションこそが国・地域を発展させる。「繁栄のパラドックス」

「イノベーションのジレンマ」で有名なクレイトン・クリステンセン教授は、現代の優れた思想家です。イノベーション理論を中心に、非常に示唆に富む論考を数多く提供しています。そのクリステンセン教授の近著「繁栄のパラドックス」は、CSVの観点からも、非常に有用な考え方を提供しています...

サステナビリティ・リーダーズ・サーベイ2019

サステナビリティ・リーダーズ・サーベイは、多くの世界のサステナビリティの専門家へのサーベイ結果を纏めたもので、サステナビリティの最新トレンドを理解するには、非常に有用な情報源です。今年のサーベイは、世界78か国807人の政府、企業、NGO、大学・研究機関、メディアなどサステ...

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