日本発サーキュラー・エコノミーのコラボレーションへの期待
先日、サントリーMONOZUKURIエキスパート、東洋紡、レンゴー、東洋製罐グループホールディングス、J&T環境、アサヒグループホールディングス、岩谷産業、大日本印刷、凸版印刷、フジシール、北海製罐、吉野工業所の12社が、使用済みプラスチックの再資源化に取組む新会社「アール...
先日、サントリーMONOZUKURIエキスパート、東洋紡、レンゴー、東洋製罐グループホールディングス、J&T環境、アサヒグループホールディングス、岩谷産業、大日本印刷、凸版印刷、フジシール、北海製罐、吉野工業所の12社が、使用済みプラスチックの再資源化に取組む新会社「アール...
世界的に、脱炭素あるいはサステナビリティに向けて大きく企業の業態を変革する企業が増えています。小さな機械メーカーから世界最大の風力発電機メーカーになったヴェスタス、廃棄物処理企業から廃棄物を資源として価値を創出する企業に生まれ変わったウェイスト・マネジメント、鉱物を採掘・精...
サステナビリティ業界では、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、生物多様性の重要性が再認識されています。人間活動による生態系の破壊が野生生物と人との距離を縮め、それが感染症の原因であると考えられるからです。 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー2020年8月号の...
ジョニー。ウォーカー、I.W.ハーパー、ギネスなど、幅広いブランドを有する酒類大手英ディアジオは、サステナビリティの取り組みにも積極的です。新型コロナ禍においても、3月にいち早く、世界の医療機関や地域コミュニティ向け手指消毒剤製造のため、アルコールを寄付しています。...
ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン(USLP)は、企業のサステナビリティビジョンの金字塔です。2010年に2020年までのビジョンとして、「すこやかな暮らし」「環境」「経済発展」の3つの重点課題のもと、50以上の具体的な定量目標を掲げ、毎年進捗を報告してきました。ユ...
以前、SDGsの段階論として、コミュニケーションや啓発を中心とするSDGs1.0、一部で新たな取り組みを始めるSDGs2.0、組織の在り方自体を変えるSDGs3.0、マルチステークホルダーでの取り組みを進める(大きく言えば、社会の在り方自体を変える)SDGs4.0と、SDG...
パーパスは、サステナビリティ経営の文脈を超えて、すっかり経営用語として定着しました。日本企業でもパーパスを掲げる企業は増えています。しかし、企業名を伏せてもその企業のパーパスが明らかである「自社ならではの価値を物語っている」パーパスは少ないように思います。そのため、戦略を明...
レストランガイドで有名なミシュランガイドは、タイヤメーカーのミシュラン社が発行しています。何故、タイヤメーカーがレストランガイドを発行しているのか?CSVの観点で言えば、もともとは、本業であるタイヤが売れるようにするビジネス環境を整備するために発行されました。...
「持続可能性を追求することは、持続可能である。」何を言っているのか分からないかも知れませんが、良いことを追求することは、持続可能であるという趣旨です。持続可能性やサステナビリティは、企業経営の文脈では、(持続可能な社会の発展に向けた)社会価値の創造を追求するといったニュアン...
以前、「ラベルでは、SDGsに貢献したことにはならない!」と書きました。SDGsのロゴを自社の既存の活動に紐づけて、「こんな貢献をしています」とアピールするだけで、何ら新しいことに取り組まなければ、TransformationによるSDGs実現に貢献することにはなりません。...
社会価値と企業価値の拡大を両立するCSVの主要パターンの1つに「需要創造のCSV」があります。需要創造のCSVの分かりやすい事例としては、ユニリーバの手洗い促進キャンペーンによる衛生環境の改善と石鹸の販売拡大の両立があります。...
CSV推進の本家とも言えるFSGが最近「パーパス・プレイブック」を発行しました。企業は単なる経済成長の機関ではないという認識が広がり、利益や雇用を超える社会的存在意義が問われ、パーパスが重視されています。「パーパス・プレイブック」は、社会的価値と企業の利益・成長を両立させる...
新型コロナウイルスによる自制的活動がいつまで続くのか、どのような形で続ける必要があるのか、ワクチンや治療薬が普及するのはいつになるのか、経済は果たして元通りになるのか、多くの人が不安に思っているでしょう。こうした先の見えない状況において、どのような心構えが必要なのか、ビジョ...
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、どう立ち振る舞うかが、自社の掲げるパーパスが本物であるかを測る試金石となっています。パーパスが根付いている企業は、社員を守ることを前提としつつ、自社の強みを活かした衛生用品・医療機器の提供、サプライチェーン支援などを迅速に行っています。そ...
新型コロナウイルスに企業がどう対応するか、問われています。サステナビリティ業界でも、企業が新型コロナウイルスにどう対応すべきか、新型コロナウイルス後の世界がどうなるのかについて、様々な議論がなされています。今回は、CSV論文のマイケル・ポーター氏との共著者であるマーク・クラ...
3月20日のブログ「クリステンセンとサステナビリティ」では、「イノベーションのジレンマ」について書きましたが、サステナビリティ×イノベーションでもう一つ重要なコンセプトとして、世界で大きな影響力を持つビジネス思想家の一人ビジャイ・ゴビンダラジャン氏が提唱する「リバース・イノ...
ドラッカーの後継者とも言われるジム・コリンズのビジョナリー・カンパニーシリーズは、経営書として特に人気・評価の高いものですが、サステナビリティ推進の観点でも優れた示唆をいくつも与えてくれます。これまで4つのシリーズ書籍が刊行されており、最初の「ビジョナリー・カンパニー① 時...
新型コロナウイルスの感染の広がりが止まりません。企業はこうした大きな社会的問題に対し、どう貢献できるかという視点を常に持つ必要があります。その際のキークエスチョンは、「自社の強みを如何に活用できるか?」です。また、製品・サービス、バリューチェーン、クラスターといったCSVの...
今年1月にクレイトン・クリステンセン氏が亡くなりました。イノベーションのジレンマなどの優れた洞察に基づく研究は、時代を超えて語り継がれるでしょう。また、クリステンセン氏は、人格者として、多くの人々の生き方に影響を与えています。...
新型コロナウィルスに対し、企業はリスク対策の観点からの取組みを進めていますが、まだ能動的にこの問題の解決に貢献しようという動きは少ないようです。しかし、企業はこうした大きな社会的問題に対し、どう貢献できるかという視点を常に持つ必要があります。...