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サステナビリティ担当者は、フォーカシングイベントに感度高く対応すべき

菅総理が、「2050年までに温室効果ガス実質ゼロ」を宣言して以降、日本でも脱炭素に向けた動きが加速しています。サステナビリティの動きは、何かをきっかけとして急速に動くことがあります。日本にける脱炭素に向けた急速な動きは、日本における政権交代と、米国において気候変動問題への取...

富裕層の社会課題解決への貢献のあり方:ゲイツ氏、ベゾス氏、ブルームバーグ氏のアプローチから

社会課題解決の基本的主体は、政府、市民、企業の3つです。通常、社会課題というときは、市場経済の副作用として顕在化している課題、市場経済において解決できていない課題を言います。政府は、社会課題に対して、規制や政策的インセンティブを与えることで対応します。以前は、社会課題解決は...

サステナビリティ経営の基本としてのアウトサイドイン

サステナビリティの世界では、「アウトサイドイン」という言葉が、2つの意味で使われています。SDGコンパスでは、企業がSDDsの取り組みに関する目標を設定するにあたり、グローバルの要請、社会ニーズに則した目標を設定する意味で「アウトサイド・イン」が使われています。パリ協定に整...

サステナビリティの本格推進に向け、サステナビリティ人材をどう獲得するか

日本でもサステナビリティを本格的に推進しようという企業が増えています。しかし、海外企業に比べるとその推進力に物足りなさを感じます。その一つの原因は、人材不足でしょう。 日本企業がサステナビリティを本格化しようとする場合、基本的にはトップの考えに基づきます。トップがサステナビ...

DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法

「DRAWDOWNドローダウン―地球温暖化を逆転させる100の方法」が来月出版されます。原書は、サステナビリティ関係の名著「自然資本の経済」の著者ポール・ホーケン氏により2017年に発行されています。気候変動に対する80のソリューションについて、概要に加え、2050年までの...

サステナビリティリーダーズサーベイ2020

サステナビリティ専門家に、どの会社がサステナビリティのリーダー企業と考えるかなどを聞く、(サステナビリティ)リーダーズサーベイの結果が少し前に発表されています。具体的には、世界71か国700人以上の専門家に「サステナビリティをビジネス戦略に統合しているリーダー企業はどこだと...

両利きの経営と社会貢献活動

最近の経営理論の中で最も話題となっているのに「両利きの経営」があります。イノベーション創出のために幅広い知識と深い知識を両立させる経営です。 イノベーションという概念の生みの親であるシュンペーターが「新結合」という言葉で表現しているように、イノベーションの基本は、「すでにあ...

SDGs採択から5年、戦略的SDGsの推進を考えるべきとき

2015年9月にSDGsが採択されてから5年が経ちました。SDGsはかなり浸透し、普通にメディア等で報道されるようになり、SDGs本も多数出版されてそこそこ売れているようで、SDGsバッヂを付けるビジネスパーソンも、大手町・丸の内あたりでは、当たり前になりました。...

サステナビリティを成功に導く7つの役割

サステナビリティに向けた変革を誰が行うのか?パリ協定やSDGsなど、サステナビリティを推進する枠組みはありますが、サステナビリティを実践するには、人財が必要です。Carola Wiidoogen著”7 Roles to Create Sustainable...

販促担当者が知っておきたいサステナビリティの現在地

販促会議10月号に「販促担当者が知っておきたいサステナビリティの現在地」という記事を書きました。楽天インサイトの「サステナブルな買い物に関する調査」の結果も踏まえつつ、新型コロナ禍でサステナブルな方向にシフトした消費者の生活スタイルを、如何に定着・促進するか、考え方を示しま...

シャトー・メルシャン椀子(まりこ)の快挙

キリングループのメルシャンのワイナリー、長野県上田市のシャトー・メルシャン椀子(まりこ)ワイナリーが、「ワールド・ベスト・ヴィンヤード2020」で、30にランクインしました。これは、相当すごいことのようです。 オーパス・ワン・ワイナリー20位、シャトー・マルゴー22位、シャ...

マルチセクターリーダーのサステナビリティにおける重要性

マルチセクターリーダーは、企業、政府、NGOなど、多様なセクターの垣根を超えて活躍するリーダー人材です。サステナビリティの領域では、企業、政府、NGOなどによるサステナビリティ課題解決のイニシアチブが進められていますが、そうした取組みをけん引するには、複数のセクターのことを...

パーパスと3人の石工

経営人材について語る有名な寓話として、「3人の石工」の話がありますが、これは、パーパスの重要性を伝えるものでもあります。 旅人がある町を通りかかりました。その町では、新しい教会が建設されているところであり、建設現場では,3人の石工が働いていました。その仕事に興味を持った旅人...

サステナビリティからリジェネレーションへ

「リジェネレーション/リジェネラティブ」という言葉が、サステナビリティ界隈で広まっています。基本的には、「再生」と訳されています。まず、土壌を再生させ、より多くの炭素を隔離するリジェネラティブ農業が広まっています。パタゴニアのビール作りなどが(サステナビリティ界隈では)有名...

サステナビリティが産業構造を変える時代

最近、「信越化学が植物肉素材に参入」と報道されました。食肉生産の環境負荷の高さや、動物福祉や健康への配慮などの観点から、人口が増える中、現在の形で食肉供給を増大させ続けることは困難です。そのため、植物肉・代替肉は、成長が確実な有望市場と考えられています。...

海藻養殖の可能性。環境と地方創生の視点から

「ブルーカーボン」という考え方があります。海藻や植物プランクトンが、大気中からCO2を取り入れることで、海洋生態系に固定する炭素のことです。2009年に国連環境計画(UNEP)が命名しました。年間2.5億トン程度のCO2がブルーカーボンとして海洋に吸収されているとされます。...

ビジネス・ラウンドテーブルのステークホルダー資本主義宣言から1年

昨年8月19日、ビジネス・ラウンドテーブル(BR)は、米国の主要企業が名を連ねる財界ロビー団体であるビジネス・ラウンドテーブルが、株主資本主義からステークホルダー資本主義への転換を宣言する声明を発表しました。株主至上主義の考えが根強い米国の主要企業の経営者たちが、株主至上主...

自社ならではの社会価値創造の象徴的プログラムを考えては?

セールスフォースCEOマーク・ベニオフ氏らの著書「トレイルブレイザー(開拓者)」を読みました。セールスフォースは、クラウドビジネスを開拓し、CRMのトップ企業となっています。一方で、ステークホルダーや社会に価値を生み出すという観点の開拓者でもあります。...

「未来を創るイニシアチブ」に日本企業はもっと能動的に対応すべき

サステナビリティの世界では、企業、投資家、NGO等のマルチステークホルダーによる様々なイニシアチブが生まれています。その背景には、サステナビリティ課題解決のためのビジネス環境を整備するには、1社だけでは不可能で、マルチステークホルダーによるイニシアチブが有効であることが、証...

「食」のサステナビリティが本格化している

衣食住は、我々の生活に欠かせないものであり、それゆえ、サステナビリティの観点からは、重要です。人口が増えれば需要が増えるものであり、生活が豊かになれば消費が増え、環境負荷も大きくなります。 そうした中、「衣」については、エシカルファッション、サステナブルファッションなどが注...

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