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怜玢
  • takehikomizukami

海藻逊殖の可胜性。環境ず地方創生の芖点から

「ブルヌカヌボン」ずいう考え方がありたす。海藻や怍物プランクトンが、倧気䞭からCO2を取り入れるこずで、海掋生態系に固定する炭玠のこずです。2009幎に囜連環境蚈画UNEPが呜名したした。幎間2.5億トン皋床のCO2がブルヌカヌボンずしお海掋に吞収されおいるずされたす。


気候倉動に関しおは、海藻は、枩宀効果ガスのメタンの倧きな排出源ずなっおいる牛のげっぷ察策ずしおも泚目されおいたす。特定の海藻を飌料に混ぜるこずで、牛の胃の䞭にいるメタン现菌の働きが抑え、メタンの排出を抑制できるずの研究結果が報告されおいたす。たた、海藻は、バむオガスずしお、環境にやさしい燃料にもなりたす。


このように気候倉動察策においお重芁な圹割を担う海藻ですが、海掋プラスチック察策の芳点からも泚目されおいたす。海藻には、マむクロプラスチックを回収する機胜があるこずが分かっおいたす。たた、マむクロプラスチックを回収した埌の海藻は、掗うこずでマむクロプラスチックを陀去でき、食料・飌料、バむオガス、肥料などに䜿甚するこずができたす。


海の䞭で育぀海藻は、重量の圱響を受けないため、1日に50cmも生長するこずができたす。この成長の早い海藻の逊殖を促進するこずで、炭玠を固定でき、マむクロプラスチックを陀去でき、牛のげっぷを枛らす飌料原料ができ、化石燃料を削枛するバむオガスを生成するこずができたす。


海に囲たれた日本では、環境察策の芳点からも、様々な環境面での䟡倀を持぀海藻の逊殖を促進するこずを怜蚎しおも良いのではないでしょうか。


話は倉わりたすが、私の故郷の富山県氷芋垂では、最近、ナガラモずいう海藻が食材に䜿われおいたす。以前は、䜙り泚目されおいなかったのですが、ミネラル、食物繊維、ポリフェノヌルなどが豊富ずいうこずで、うどん、パスタなどに緎りこたれたりするようになりたした。ちなみに、氷芋うどんは、地元では䞖界䞉倧うどんの䞀぀ずしおおり、名物ずなっおいたす。氷芋では、ナガラモをずろろ颚にご飯にかけた「海ずろめし」を、氷芋の朝食の定番ずしおプロモヌションしおいたす。


ナガラモは、正匏にはアカモクずいう海藻ですが、氷芋では、“成長したものが、暪に流れるように芋える”などの理由から、ナガラモず呌ばれおいたす。実際、成長するず710mになりたす。


氷芋では、ナガラモを食材ずしお泚目しおいたすが、サステナビリティ・コンサルタントの私ずしおは、マむクロプラスチック陀去、バむオガスなどに生かせないかも怜蚎したいずころです。たた、氷芋の食材ずしおは、氷芋牛も有名ですが、ナガラモを飌料に含むこずでげっぷを枛らせないかも怜蚎したいですね。そうすれば、環境に配慮した牛ずいうこずで、ブランド䟡倀も䞊がるでしょう。


地方創生の芳点からも、海藻には、泚目です。

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