top of page

WILL you change?

  • takehikomizukami
  • 2019年10月5日
  • 読了時間: 2分

アル・ゴア氏が来日し、10月2・3日に気候変動問題について学ぶトレーニングプログラム“Climate Reality Leadership Corps Training”が行われました。主催したのは、アル・ゴア氏が立ち上げた“The Climate Reality Project”によるプロジェクトで、気候変動がもたらす危機に向け、世界中のあらゆる人が行動を起こすことを目指し、世界各地でトレーニングプログラムを含む様々な活動を展開しています。私は、参加できませんでしたが、アル・ゴア氏の講義は、かなりの熱量を持ったものだったようです。


アル・ゴア氏は、問いかけます。気候危機について、私たちは行動を「変えなければならないのか?(MUST we change?)」、「変えることができるのか?(CAN we change?)」、そして「変える意思があるのか?(WILL we change?)」。


最初の質問の答えがYESであることは、多くの人が認識しているでしょう。気温の上昇や極端な気候とその影響は多くの人が体感していることです。その原因が温室効果ガスの増加であることは、科学的に示されており、「変えなければならない」と多くの人は考えているはずです。


2つ目の質問の答えもYESです。再生可能エネルギーのコストが急速に下がっていることをはじめ、様々なテクノロジーの進化により、気候危機を解決する手段は用意されています。


問題は、3つ目の質問です。現状の変化を望まない人は、たくさんいます。また、「変える意思」はあっても、実際に行動を変えることは容易ではありません。しかし、変える意思があれば、投票などで気候変動への対応を公約に挙げている人に投票したり、買い物でカーボンフットプリン後の小さい選択肢が用意されていればそれを選んだり、少しずつ変化は生まれます。小さな変化が集まれば、大きな変化となる可能性もあります。


または、グレタ・トゥーンベリ氏に触発されて気候マーチに多くの人が参加したように、若い世代から大きな変化を求める動きが出てくるかも知れません。自ら大きな行動を起こすのは難しくても、気候変動に対応する大きな流れをサポートする準備はしておく必要があります。


「考えが変われば意識が変わる。意識が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。」これは個人の話ですが、組織や人類全体についても同様のことが言えるでしょう。


まずは、意識、次に少しずつでも行動を変えていくことが必要でしょう。

 
 
 

最新記事

すべて表示
サステナビリティとサステナビリティ経営の変遷。1990年代の環境経営、2000年代のCSR経営、2010年代のESG経営を経て、反ESGの動きもある中2020年代のサステナビリティ経営はどう進化するか?

サステナビリティおよびサステナビリティ経営が歴史的にどう進化してきたか、改めておさらいする。 サステナビリティは経済成長の負の側面としての環境問題への対応からはじまった。1962年にはレイチェルカーソンが「沈黙の春」で化学物質の汚染問題を提起している。日本でも1950年代後半から1970年代の高度経済成長期において、工場などから発生した有害物質によって公害病が引き起こされた。WWFやグリーンピース

 
 
 
「生産性と人間性をどう両立するか」「成功できるかではなく、役に立てるかを人生の軸とせよ」サステナビリティ経営や生き方に重要な示唆を与えるP.F.ドラッカーとジム・コリンズの対話

経営にサステナビリティを統合するうえでの理論的支柱となっている代表的経営思想家として、P.F.ドラッカー、ジム・コリンズがあげられる。 ドラッカーは、 「マネジメントには、自らの組織をして社会に貢献させる上で三つの役割がある。①自らの組織に特有の使命を果たす、②仕事を通じて働く人たちを生かす、③自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献することだ」 というサステナビリティ経営

 
 
 
サステナビリティリーダーは2026年に何をすべきか?

2025年の初頭、チーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)に主な役割を尋ねた場合、「変革を推進し続け、経営陣の理解を得て、サステナビリティを企業経営に統合するためのビジネスケースを構築すること」だった。今後の数年間は、こうした路線が維持される見通しだった。 この見通しは正しく、企業によるサステナビリティへの取り組みは、金融・政治・社会面で大きな逆風に見舞われながらも、ほぼ変わらない水準を維持

 
 
 

コメント


Copyright(c) 2019 Takehiko Mizukami All Rights Reserved.

bottom of page