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水上武彦の
サステナビリティ経営論
中小企業でもサステナビリティ経営は可能なのか?
「中小企業では、サステナビリティにどう取り組めば良いのか?」という質問を受けることがある。サステナビリティは、リソースに余裕のある大企業が取り組むもので、中小企業では対応が難しいという印象があるようだ。 基本的には、中小企業でも、自社事業・バリューチェーンの正負の影響、機会・リスクを評価してマテリアリティを特定し、KPI/目標を設定してPDCAを回すといった基本的なサステナビリティ経営を実践することが望ましいが、体系的に取り組むリソースがないという場合は、まずは、今後、顧客からの要請がさらに強まるであろう、脱炭素や人権への対応、そして業界として特に重要な課題がある場合は、その課題に対応することで良いのではないか。 また、サステナビリティの動きが、産業構造やサプライチェーンを大きく変革し、長期的に事業に大きな影響を及ぼすこともあるので、業界への長期的影響に対しては、感度を高めておくべきだ。 気候変動については、まず温室効果ガス排出量を把握する必要がある。主要な排出源を特定し、排出量を計測または概算する。そのうえで、排出削減の取り組みが可能か考える。
takehikomizukami
1 日前読了時間: 2分
サステナビリティ、気候変動に関連する小説4冊
TRELLISでサステナビリティ、気候変動に関連する小説が紹介されていました。今年紹介されていたものと、昨年紹介されていたもののうち、邦訳されているものは以下4冊です。夏期休暇の読み物としていかがでしょうか。 『オービタル:ある一日の16回の夜明け』サマンサ・ハーヴィー著(早川書房、2026年) 本書は、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する6人の宇宙飛行士が、1日で16回も地球を周回し、眼下に繰り返される日の出と日の入りを眺める様子を追った作品だ。ハーヴェイは、ISSからの生中継映像を見て、地球の美しさと異様さに圧倒されたと語っており、その想いがこの2024年ブッカー賞受賞作に凝縮されている。この薄手で瞑想的な一冊は、私たちの環境システムと社会システムがいかに密接に絡み合っているかを、思慮深く思い出させてくれる。 『惑う星』リチャ−ド・パワ−ズ著(新潮社、2022年) 妻を亡くした後、遠く離れた惑星で生命の兆しを探る宇宙生物学者はある日、地球に残された、環境問題に深い不安を抱える幼い息子との距離を縮めようと苦闘する。2021年ブッカー賞の最終
takehikomizukami
8月6日読了時間: 3分
サステナビリティの専門家必読の9冊(2026年版)
TRELLISで「サステナビリティ専門家必読の9冊」が紹介されていました。5冊は邦訳されています(加えて1冊は11月に邦訳出版予定)ので、夏期休暇などに読んでみてはいかがでしょうか。 『これからの地球のつくり方: データで導く「7つの視点」』ハナ・リッチー著(早川書房、2025年) 2024年に原書が出版された本書は、リッチーが「Our World in Data」の副編集長兼元リサーチ責任者、およびオックスフォード大学マーティン・グローバル開発プログラムの上級研究員という立場から執筆したものである。大気汚染、気候変動、森林破壊、食糧システム、生物多様性、海洋プラスチック汚染、乱獲という7つの主要な環境問題に関するデータを基に、リッチーは気候変動に対する悲観論と安易な楽観論の両方に異議を唱え、数字は不完全ではあるものの、確かな進展を示していると論じている。ビル・ゲイツはこの本を「目から鱗が落ちるような、必読の一冊」と評した。現状がどれほど悪いのか、あるいは良いのかについて、二極化した世論の議論を乗り切ろうとする専門家にとって、本書は有益な指針とな
takehikomizukami
7月31日読了時間: 7分
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