top of page
検索
  • takehikomizukami

SDGsの紐付けをパーパスに!

以前、「ラベルでは、SDGsに貢献したことにはならない!」と書きました。SDGsのロゴを自社の既存の活動に紐づけて、「こんな貢献をしています」とアピールするだけで、何ら新しいことに取り組まなければ、TransformationによるSDGs実現に貢献することにはなりません。

しかし、ラベル貼りが新しい取組み、新しい価値創造につながるのであれば、話は別です。SDGsのラベル貼りの作業は、自社の社会価値を問い直す作業でもあります。現時点では、CSRなどの担当部署がCSRレポートなどのコンテンツとして自社の活動とSDGsの関係性を整理することが多いように思います。これをもっと社内を巻き込んで実施しても良いのではないでしょうか。そうすることで、多くの社員が、自社が提供している社会価値を再認識することができます。

また、出来るだけ多くのSDGsのゴールに紐づけようとするのは、良くないと思います。多くのSDGsに紐づけようとすると、ちょっとした社会貢献活動やどこの会社でもやっているような取組みも含まれ、自社の本質的提供価値が見えなくなります。

SDGsの紐づけ作業は、自社の本質的提供価値、パーパスを問い直す作業とすべきです。多くの社員やマネジメントを巻き込んで議論し、自社の理念や歴史、DNAなども併せて検討し、どのような社会価値を提供しているのか、それはどのSDGsに関連するのかを検討すべきです。

そのような議論・検討を通じてできた、提供価値の大きさの違いも含めたSDGsとの紐づけは、パーパスに昇華できるともっと良いでしょう。パーパスとして社内外に共有し、「これが我が社の社会への提供価値だ!」と示すのです。それが新たな価値創造の源泉となります。

パーパスを示し、共有することで、社員の意識が変わります。評価体系などもパーパスを軸に変更するともっと効果的でしょう。社外からパーパスについて問われることで、マネジメントの意識も変わります。CSR担当などは、こうした動きを促進すべきでしょう。

社員やマネジメントの意識が変われば、行動につながります。行動が変われば、新たな価値を生み出すことにつながります。こうして、SDGsの紐づけがパーパスとなり、パーパスを実現するための行動となり、実際にSDGsに貢献する新たな価値を創造することになります。

閲覧数:110回0件のコメント

最新記事

すべて表示

サステナビリティ推進にあたっての基本の1つは、バリューチェーン全体で考えることです。企業が新たな取り組みを進める場合は、グローバルの3大サステナビリティ課題である気候変動、生物多様性/自然資本、人権を中心に、バリューチェーン全体の環境・社会的影響を考慮する必要があります。 企業の取組みもそうですが、政策においても、バリューチェーン全体の影響を考慮する必要があります。特に、脱炭素の取組みにおいては、

徳島の高校でコオロギパウダーを使った給食を試食で出したことをきっかけに、昆虫食が大きな話題となっています。Twitterなどでは反対意見が圧倒的に多く、理由としては、生乳廃棄や人口減少などの国内事情を踏まえてたんぱく質不足対策としての昆虫食は必要ない、アレルギーなどのリスクがあるといったことがあげられています。 昆虫食開発の背景にあるのは、世界の人口増加および途上国の経済発展に伴い食肉需要が増加す

サステナビリティと経営、非財務と財務を統合して情報開示するツールとして、統合報告がある。統合報告は、サステナビリティ経営に取り組む原則3「自社事業、バリューチェーンに影響を及ぼす課題に対して、戦略的に対応する」を中心に、社内外のステークホルダーにサステナビリティに取り組む経営的意味合いを伝えるために活用すべきものだ。 統合報告の作成プロセスも、経営層をはじめ、社内の様々なステークホルダーとコミュニ

bottom of page