top of page
検索
  • takehikomizukami

新型コロナと需要創造のCSV

社会価値と企業価値の拡大を両立するCSVの主要パターンの1つに「需要創造のCSV」があります。需要創造のCSVの分かりやすい事例としては、ユニリーバの手洗い促進キャンペーンによる衛生環境の改善と石鹸の販売拡大の両立があります。

ユニリーバは、多くの途上国で、石鹸ブランド「ライフボーイ」を用いた手洗い促進キャンペーンを実施しています。このキャンペーンにより、衛生環境が改善され、子供の死因となっている下痢の発生を大幅に削減し、同時にライフボーイの販売を拡大しています。

新型コロナウイルスの影響を抑制するため、世界の人々は新たな衛生習慣を身に着けるなど、行動変容が求められています。With コロナの時代に求められる行動変容とは何か?それに対して、自社の製品・サービスはどう貢献できるか?その行動変容をどう促進できるか?を考えることで、需要創造のCSVが生み出されます。需要創造のCSVを広く行うため、信頼性を高めるためには、NPOとの協働なども考えられるでしょう。

新型コロナに対する緊急対応から、新型コロナ対策と経済活動を両立させるフェーズになり、企業としても持続的な対応が求められます。新型コロナという社会課題に持続的に対応するため、CSVの観点での取組みが求められます。需要創造のCSVは、その中でも有効なものでしょう。

なお、需要創造のCSVとしては、ノボノルディスクユニ・チャームその他の事例がありますので、インスピレーションを得るための参考にしてもらえればと思います。


閲覧数:53回0件のコメント

最新記事

すべて表示

社会・環境課題解決イノベーションは、新たな購買決定要因、KBFを創り出す必要がある。

EV市場は端境期に入ったとされる。2023年のEV世界販売台数は前年比25.8%増の約909万台で、伸び率は前年の66.4%から急減速した。一方で、HVの伸び率は31.4%(22年15.2%)に加速し、EVと逆転した。EVの需要が一巡し、成長が曲がり角を迎えた半面、価格が手ごろで充電の心配がなく、使い勝手の良いHVに人気がシフトしてきた可能性がある。しかし脱炭素に向けた動きが続く限り、中長期的には

「形だけのサステナビリティ」は何が問題なのか?

2016年頃はSDGsバッジを付けているビジネスパーソンはほとんどおらず、ニューヨークの国連本部で買ってきたSDGsバッジは話のネタになった。しかし今は、多くのビジネスパーソンがSDGsバッジを付けており、SDGsバッジを付けていると気恥ずかしいくらいだ。SDGsバッジが普及している様子からは、日本はSDGs先進国のように見える。 本年1月に発表されたTNFDアーリーアダプターの登録企業数は、日本

自社の強みを生かしたCSVビジネス創出に向け、社会課題の解決策が生み出す次の課題を考える。EVの事例から。

CSVは、未解決の社会課題にビジネスを通じて解決策を提示するものです。社会課題に関する課題と解決策の新しい組み合わせを提示するものでもあります。 企業が社会課題と解決策の組み合わせを考えるにあたっては、社会課題に自社の強みを当て嵌めて製品・サービスを生み出すことがまずは基本となります。自社の強みをもって差別化できるものでなければ、製品・サービスのCSVが、新規事業として成功する可能性は小さいでしょ

Comments


bottom of page