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幸福感を高めるお金の使い方とCSVの機会

takehikomizukami
8月27日
読了時間: 2分

幸福感を得るためのお金の使い方について纏めた「Happy Money: The Science of Smarter Spending」という書籍があります。


この本では、幸福感を上げるためのお金の使い方として、①「物ではなく体験を購入しよう(Buy Experiences)」、②「特別なご褒美にしよう(Make it a Treat)」、③「心に余裕を持てるよう時間を買おう(Buy Time)」、④「先に支払って楽しみを倍増させよう(Pay Now, Consume Later)」、⑤「他人のためにお金を使おう(Invest in Others)」の5つを挙げています。このうち、①③⑤は、CSVの機会となります。


①「物ではなく体験を購入しよう」は、同じ金額を使うのであれば、物を買うよりも、コンサート、旅行などの体験に使ったほうが、幸福度が高いというものです。この理由としては、体験のほうが、他者との交流を伴い、他人に語れるストーリーになりやすいということがあるようですが、直感的にも納得できます。また、モノではなくコト(体験)を買うことは、大量の資源消費や廃棄物を伴わず、環境にもやさしいものです。モノからコトへの消費の変化は、環境負荷を軽減しつつ消費を拡大する、社会と企業の両方に価値を生み出すCSVの機会となります。


③「心に余裕が持てるよう時間を買おう」は、人間は、時間に余裕があるほうが、幸福であるという考え方にもとづくものです。余裕を創り出す活動には、CSVの機会があります。例えば、ボランティア活動への参加が、時間に追われている人に時間のゆとりを感じさせるという研究成果などは、社会に価値を生み出しつつ、人材の心にゆとりを生み出すCSVの機会につながるものでしょう。


⑤「他人のためにお金を使おう」は、他人の役に立つ行為をすることが、自らの幸福感を高めるということです。従業員の寄付活動を支援することが、従業員の幸福度と仕事への満足度を高めます。顧客に寄付の権利と選択肢を与えることが、顧客のロイヤルティと消費を拡大します。ここにもCSVの可能性があります、


消費者が単純な物質消費に関心を失いつつある現在において、コト消費、心にゆとりを感じさせる製品・サービス、利他消費に結びつく製品・サービスなどはCSVであり、成長の可能性のある領域だと思います。

 
 
 

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