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中東情勢悪化により石油市場が混乱する中、「デコ活」により石油・ガスの使用量削減を促進する流れがあっても良いのでは。

takehikomizukami
4月2日
読了時間: 3分

中東情勢の悪化による石油市場の混乱が消費者に与える影響を緩和するため、IEAが政府や企業、家庭が実施可能な石油・ガス使用量削減のための以下10の措置を提案した。


1. 可能な限り在宅勤務を行うこと。

2. 高速道路の速度制限を少なくとも時速10キロメートル引き下げること。

3. 公共交通機関の利用を促進すること。

4. 大都市では、自家用車の道路利用に関してナンバープレートによるローテーション制度を導入すること。

5. カーシェアリングの拡大と、環境負荷の軽減に配慮した効率的な運転手法を採用すること。

6. 商用車および貨物輸送における効率的な運転(運転技術の向上、車両のメンテナンス、積載量の最適化など)を採用すること。

7. LPガスとガソリンを併用する車両では、燃料をガソリンに切り替えLPガスを調理など生活・必須用途向けに優先的に確保し、LPガスの輸送用途からの転換を行うこと。

8. 代替交通手段がある場合は航空機の利用を避けること。

9. 可能な限り、調理方法はLPガスを利用するものから、電気調理など近代的なものに切り替えること。

10. 産業界は石油化学原料の柔軟性を活用し(原材料をLPガスからナフサに切り替えるなどして)、操業改善を通して石油消費量を削減しつつLPガスを必須用途向けに振り向けるため、短期的な業務効率化とメンテナンス対策を実施すること。


これらの中にはすぐにでき、消費者や企業のコスト削減に加えてCO2排出削減につながる積極的に対応すべきものもある。


しかし日本政府は、「消費抑制を避けるために備蓄をしてきた。今は積極的に節約を呼びかける段階ではない」と説明するなど積極ではないようだ。ガソリン補助金など投じて、節約よりも値下げを優先している。もちろん脱炭素には逆行する。


一方で、脱炭素に向けて国民・消費者の行動変容、ライフスタイル転換を後押しするための国民運動「デコ活」なども展開している。


デコ活は、「二酸化炭素(CO2)を減らす(DE)脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(Eco)を含む"デコ“と活動・生活を組み合わせた新しい言葉」ということで、「デ」電気も省エネ断熱住宅、「コ」こだわる楽しさエコグッズ、「カ」感謝の心食べ残しゼロ、「ツ」つながるオフィステレワークともかけているようだ。衣食住関係を中心に、「購買の選択や日々の活動において「デコ」を心がけましょう」、「そのための選択肢を用意していきます」ということらしい。


デコ活で提案されているアクションは、基本的に石油・ガス使用量の削減につながるものが多い。日本経済の化石資源への依存度の高さとそのリスクが改めて注目される中、デコ活を促進する流れができても良いと思うのだが。

 
 
 

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